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本の趣旨
いま、50歳未満の日本人は100年以上生きる時代「人生100年時代」と言われています。
この本は長寿化に対する不安も高まる中で、日本人のための新しい生き方、働き方のヒントを提示しています。
ポイント①:3ステージからマルチステージの人生へ
3ステージの人生とは、
①教育を受け、②仕事をし、③引退を迎える
といった我々より上の世代が歩んできた人生。
マルチステージの人生とは、
複数のキャリアを持ち、生涯を通して再創造を繰り返すことで人生の選択肢を広げていく生き方。
3ステージからマルチステージの人生へ移行することをライフシフトと定義している。
ライフシフトに必要な資産
資産には有形資産と無形資産の2種類があり、ライフシフトには特に無形資産が重要。
無形資産は大きく3つに分けられる。
①生産性資産:稼ぐためのスキルや知識、仲間やネットワーク
②活力資産:バランスの取れた生活や家族との良好な関係。肉体的・精神的な健康。
③変身資産:変化に応じて自分を変えていく気持ち。
人生100年時代のステージ
①エクスプローラー:人生の旅をして自分と世界を再発見するステージ
②インディペンデント・プロデューサー:組織に雇われずに自分で仕事を生み出すステージ
③ポートフォリオ・ワーカー:異なる種類の活動を同時におこなうステージ
おわりに
100歳になった自分が今の自分をどう見るか。
「自分はどう生きるか?」という問いに真摯に向き合う時代がきていると締めています。
様々な働き方がある中で人生設計をし、無形資産を蓄積できるように働き方・キャリアを考えていく必要があると改めて再認識できる本です。